実はゲストがチェックしている、二次会の料理選び

着席スタイルはコースで 料理は披露宴とかぶらない内容に

二次会も、料理にはこだわりましょう!

二次会もおもてなしの心で。特に料理にこだわりがあると、喜ばれます。

二次会の料理といえば「あまり印象にない」という人がほとんどではないでしょうか。多くの場合、ブッフェ形式で、料理内容も和から洋、中とバラエティに富んでいてなおかつ誰からも好まれるパスタやサラダ、フライといったものがメインです。しかし、中には「食事を楽しみにしていったのに残念だった」「食べたいものがなかった」などと不満を持った経験のある人もいるでしょう。ゲストは意外に料理にも注目しているもの。あまり高級にする必要はありませんが、ぜひとも料理にもこだわりたいものです。

まず着席スタイルの場合は、立食とは違って落ち着いて食事を取る時間があるので、料理はコース仕立てにしておくのが喜ばれます。イタリアンやフレンチなど、予算に応じてコースを作ってくれる店を選びましょう。フルコースではなくても、肉か魚のメインが一品あれば大丈夫。特に肉はボリューム感があり、老若男女に喜ばれる傾向にあります。

立食スタイルでも料理内容にこだわりたいもの。特に前菜はカナッペやピンチョスなど、食べやすいものを、メインはボリューム感のあるものを肉、魚それぞれ用意しておくことが大切です。和食はどうしても家庭的になってしまうので、二次会などのパーティーにはやはりフレンチやイタリアンなどが好まれます。ただし、披露宴から参加するゲストも多いので、披露宴の料理とはかぶらないように気をつけたいものです。

料理の量や酒にも気配りを まずは自分たちで確かめて

反対に、二次会から参加するゲストが多い場合は、料理の量に気を配りましょう。特にブッフェスタイルでよくあるのが、「料理を取りにいったら何も残っていなかった」ということ。こういう場合は、後々まで印象が悪くなりがちです。予算にもよりますが、人数に対して3/4くらいの料理量を用意するようにしましょう。例えば100人のゲストが参加する場合なら、おおよそ75人前の量が必要です。その場合、店側とよく話し合って、料理の数や内容などを検討することが大切になってきます。

さらに演出として、インパクトのある料理をひとつ用意するのもおすすめです。例えばチョコレートファウンテンやシュラスコ、あるいはシェフが目の前で調理してアツアツが食べられる天ぷらやステーキコーナーを設けてみてはいかがでしょうか。何かひとつ、派手な演出の料理があれば、それだけでゲストの印象もよくなります。

料理に合わせてドリンクにもこだわりたいものです。ビールやワインだけではなく、種類豊富なカクテルやフレッシュジュースなども用意できればベスト。最近の地酒ブームにあやかって、予算内でやれるようであれば地酒を少し揃えておくと、お酒好きな目上の人達にも喜ばれます。

こうした料理選びは、実際に食べてみるのが一番。二次会の会場下見で料理を少し食べさせてくれる店もありますが、まずはランチタイムなどで訪れてみてはどうでしょうか。味付けや素材、料理のバリエーションなど、自分たちの目と舌で確かめることは大切です。どんなゲストにも喜んでもらえる二次会にするために、ぜひ料理選びもこだわりましょう。