二次会幹事の断り方はマナーをしっかりおさえて
二次会幹事の上手な断り方あれこれ
仕事を理由にするときは必ず明確な理由をつける
結婚式の二次会に必要な幹事。多くの場合が新郎新婦の親しい人にお願いするものです。しかし、幹事は招待状の発送や会場選び、余興の企画進行や当日の進行など、約半年前から何かと仕事が多くなります。どんなに親しい間柄でも、仕事などの兼ね合いでどうしても引き受けられないという人もいることでしょう。親しいからこそ、断りにくい幹事。では、新郎新婦に不快な思いをさせない断り方にはどんなものがあるのでしょうか。
まずは仕事を理由に断るパターン。一番無難に見えますが、実は新郎新婦には「手っ取り早い断り方」と思われがちな理由でもあります。本当に忙しいということを理解してもらうには、それ相応の理由付けが必要です。例えば「二次会には何度も打ち合わせが必要だけど、その打ち合わせをする時間がなかなか取れない」あるいは「新しいプロジェクトを任されて、なかなか自分の時間が作れない」など、引き受けたいのだけれどどうしても時間が作れないという理由をのべてわかってもらうことが重要です。また女性ですでに結婚して子どもがいる場合なら、「子どもの習い事や行事が多くて、なかなか手が回らない」などの理由で断るのがベターです。
他の役を引き受けることもOK 誠心誠意を見せることが大切
結婚式のシーズンで、実際に他の人の結婚式の二次会を頼まれている場合はそれを理由に断りましょう。あまり見られないパターンですが、まれに自分の結婚式と時期が近いという人でも親しい人から幹事を頼まれることがあります。その場合は、「自分の結婚式の準備で忙しい」と素直に申し出ることで円満に断ることができます。
また、忙しくなくても自分の性格上「幹事には向いていない」と感じる人もいるでしょう。その場合は、縁の下の力持ちになることを申し出てみてはいかがでしょうか。例えば、「幹事として現場を仕切ることは性格上無理だけれど、その前の準備は全面的に協力する」など。あるいは几帳面な性格の人なら、幹事ではなく会計を引き受けるという手もあります。新郎新婦と友人関係なら、「私はできそうにないけれど、○○さんならリーダーシップもあるし、向いていそう。お願いしてみてはどう?」と他の人を推薦してみるのもいいかもしれません。人には向き不向きが必ずあります。「新郎新婦とはとても親しいから何か二次会の力になりたい」と思っている人は、ぜひ自分ができることで力になれることを提案してみるべきです。
どんな場合も大切な事は、まず「大切な2人の記念となる二次会の大役に自分を選んでくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えること。さらに「2人の力になりたいのだけれど、どうしても時間が取れない」と、誠心誠意を込めて伝えることです。どんなに親しい間柄でも、決して「面倒くさいからやりたくない」「誰か他にやる人いない?」などという発言や気持ちを見せたりしないことが重要です。もし幹事を頼まれて引き受けられないと思ったらすぐに断ることが大切。二次会準備は時間を要するので、断ることを引き延ばせば引き延ばすほど迷惑がかかります。引き受けるか否か、すぐに決断して相手に伝えることが重要です。また一度引き受けたらきっちりと最後までやりとげましょう。