ジャケットスタイルなら間違いない

他と差をつけたいなら、小物使いが大事なポイントです。

基本はスーツ、ジャケット 会場によってスタイルを選択

結婚式の二次会など、およそパーティーと呼ばれる席は華やかな女性が目立ち、男性はあまり目立たないもの。女性と違って男性はほとんどがスーツ着用のため、バリエーションをつけにくいことがその理由のひとつでしょう。

でも中には「他の人と差をつけたい！」「せっかくだからオシャレにかっこよくきめたい！」と思っている人も多いはず。またその反対に「スーツさえ着ておけばいい」と何も考えないでいつものビジネススーツで二次会に参加してしまう人もいると思います。

二次会に出席する場合の男性のスタイルはどのようなものがふさわしいのでしょうか。

まずは場所によって選ぶことが大切です。ホテルや格式の高いレストランであれば少しフォーマルな服装で、ダイニングバーや立食パーティー会場などではもう少しカジュアルなスタイルでもOK。いずれにしてもスーツやジャケットスタイルが無難です。

スーツやジャケットは色や柄の選び方も重要になってきます。基本的に望ましいカラーは黒、グレー、紺。「ビジネススーツと同じ」と思う方もいるかもしれませんが、やはり新郎新婦やその場にいる人々に失礼のない色を選ぶなら、こうした色が望ましいでしょう。柄は無地はもちろんのこと、ストライプが入っていても上品。ただしあまり太いストライプはかえってカジュアルすぎてしまうので要注意です。生地はほんの少し光沢のあるものを選ぶとパーティー感が演出できます。決して下品にならない程度のものを選ぶことが大切です。

シャツやネクタイ、靴選びも重要ポイント

中に着るシャツは白が基本ですが、二次会ならカラーシャツでも大丈夫。サックスブルーや薄いピンクなど、スーツの色に合わせてコーディネートしたいものです。柄もストライプやドットなど、あまり派手になりすぎないものをチョイス。スーツよりシャツが目立ってしまうと、かえって落ち着かない印象を与えてしまいます。

ネクタイは小物選びの重要なポイント。シルバーやパープルなど、上品な光沢の入ったネクタイはシンプルでおしゃれな印象です。またチェックやストライプなど遊び心のあるネクタイも、スーツに合っているならOK。蝶ネクタイは難しいところですが、選び方によってはおしゃれ度がアップする場合もあります。スーツやシャツに合わせて、ショップのスタッフなどに尋ねてみてはいかがでしょうか。大切なのは、古いネクタイを選ばないこと。やはり二次会のようなお祝いの場では、今のトレンドにあった新しいネクタイをつけるのがマナー。ちょっと奮発して、おしゃれなネクタイを選んでみるのも重要です。結び方もディンプルをしっかり作って、スタイリッシュな雰囲気に仕上げましょう。ポケットチーフもスーツのアクセントになるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。

靴も重要なアイテムのひとつです。色はまず黒が基本、紐付きのストレートチップも定番スタイルです。ここで注意したいのは、一文字飾りの部分に穴飾りがついている「メダリオン」。これは二次会などのお祝いの場にはふさわしくないといわれています。他にもブーツ丈の靴や牛革以外の動物革の靴も避けた方がよいでしょう。一番重要なのは磨いてあるかどうか。どんな高価な靴も汚れていては価値が下がります。きちんと磨いて、おしゃれ感をアップさせたいものです。