二次会は絶対に行うべき?

2人で話し合って、納得のいく形式にしましょう

さまざまな理由から二次会をやらないカップルも

結婚式といえば二次会がつきもの、と考えている方は多いと思います。確かに、披露宴に招待できなかった人を招く、あるいは披露宴とはまた違ったカジュアルな雰囲気で友達と楽しむという理由から、二次会を行うカップルは多いようです。

しかし、披露宴が日曜の夕方からの場合、ゲストの翌日の仕事に影響してしまうという配慮や、新郎新婦の地元が式場から遠く、二次会を行うとゲストの帰りが遅くなってしまうなど、さまざまな理由から二次会をあえて行わないという人もいます。またゲスト同士があまり知り合いではない、子どもを持っている人が多いなど、他にも理由はさまざま。中には結婚式や披露宴の準備で二次会の準備まで手が回らない、披露宴からすぐに新婚旅行へ行くから二次会はできない、といったカップルもいるようです。

確かに、二次会の準備は大変です。二次会はゲストの出欠にはじまり、会場選び、また当日の余興の内容の打ち合わせなど、多くの準備が必要となります。結婚式の準備と同時進行で進めるのは目が回りそうな忙しさ。こうしたことから通常、二次会の幹事は新郎新婦ではなく、友人や会社の仲間に頼むことが多いようです。しかし中には、友人が遠方で頼みづらい、あるいは会社の仕事の忙しさをわかっているから依頼できないなど、気を使って自分達でやる人も。「こんなに大変なら二次会はやめよう」という気持ちになるのもわからなくもありません。

飲み会やランチ会など 違う形で楽しいひとときを

こうしたさまざまな理由を持つ2人にとって、二次会は開催するべきかどうかというのは、悩みの種のひとつ。「二次会を行わないと、ゲストが不満に思うのでは」と心配している人もいるでしょう。

二次会は、もし開催が難しいようなら無理に行わなくても大丈夫です。その場合は、結婚式の招待状に「今回は都合により、二次会は執り行いません。誠に申し訳ございませんがあらかじめご了承ください」と一言添えておくと、ゲストの納得もいただけます。また、披露宴に招待しない友人や会社の仲間、親戚などにもあらかじめメールや電話などで伝えておくとよいでしょう。

もしかしたら、二次会の幹事を申し出てくれる親切な友人がいるかもしれません。しかし、二次会といえど、ゲストへのプチギフトや景品などでお金がかかり、それ以上に結婚式や披露宴で疲れている新郎新婦の体に負担がかかります。「二次会はやめよう」と強い意志があるのなら、せっかくの友人の申し出も丁重に断っておくほうが無難です。

二次会をやらないかわりに、別の日に飲み会を開いてはいかがでしょうか。学生時代の仲間同士で、あるいは会社の仲間と、または新郎、新婦それぞれの仲のいい友人達と小さな飲み会を開催し、心ゆくまで語り合う。そのほうが、お互いにゆっくりと話すことができて楽しいひとときが過ごせるかもしれません。飲み会ではなくても、ランチパーティーや、あるいは新居へのご招待など、時間を取って話ができる場を設けてみるのもアイデアのひとつ。結婚式当日に行わなくても、十分に楽しいひとときは過ごせます。